
【初心者向け】クロスバイクのサイズ選び完全ガイド|26インチと700Cを徹底比較
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「クロスバイクを始めたいけれど、26インチと700Cって何が違うの?」
そんな疑問を持つ初心者の方へ。この記事では、ホイールサイズによる違いや選び方のポイントをわかりやすく解説します。あなたにぴったりの一台を見つけるために、まずはサイズ選びの基本からチェックしてみましょう。
26インチと700Cの違いは?|クロスバイクのサイズ比較

700Cと26インチ――クロスバイクの主なタイヤサイズですが、この2つは表記の形式も大きさも異なり、それぞれに特徴があります。まずは、サイズ表記のしくみと違いを見ていきましょう。
「インチ」と「C」の違いとは?サイズ表記のしくみ
自転車のサイズは、一般的に「◯インチ」で表されます。たとえば26インチは、装着時のタイヤの直径がおよそ65〜66cm程度です(タイヤの太さにより若干前後します)。
一方、700Cはフランス式の規格で、「700」はかつてのタイヤ外径のおおよその目安(約70cm)、「C」はタイヤの太さを示す記号として使われていました。現在の700Cタイヤは、リム径が622mmで、装着時の直径はおおむね67〜70cm程度です。
つまり、26インチは約65〜66cm、700Cは約67〜70cm。わずか数センチの差ですが、漕ぎ出しの軽さや小回り性能、速度の伸びなど、走行感にははっきりとした違いがあります。
街乗り派にうれしい!26インチの特徴
26インチタイヤは、直径が小さいぶん漕ぎ出しが軽く、ストップ&ゴーの多い街中でも快適に走行できます。信号や交差点が多いルートでは、この軽快さが特に活きてきます。
小回りがきくため、狭い道や人通りの多いエリアでも取り回しがしやすく、扱いやすさが際立つ点も魅力です。車体全体の重心も低く設計されており、初めてクロスバイクに乗る方でも安心して扱えます。
また、26インチは適応身長が140〜170cm前後とされており、小柄な方や初心者にもフィットしやすいサイズです。
たとえば、wimo kids 26は街乗りにもサイクリングにも使いやすく、軽量でコンパクトな26インチモデルとして人気があります。
子どもから大人まで、毎日の移動にぴったり
長距離もラクに走れる!700Cの特徴

700Cは直径が大きく、一漕ぎで進む距離が長いため、スピードを維持しやすいのが特長です。通勤・通学やサイクリングなど、長距離を一定のペースで走る場面に向いています。
また、ホイール径が大きいぶん段差や路面の凹凸を越えるときの衝撃が少なく、乗り心地の良さにもつながります。安定した走行感を重視する方に適したサイズです。
適応身長の目安は160〜180cm以上。体格に余裕がある方、または本格的に乗り込む予定のある方におすすめです。
初心者が押さえておきたい|サイズ選びのチェックポイント
クロスバイクは、サイズ表記だけでなく、自分の使い方や体格、生活環境に合わせて選ぶことが大切です。ここでは、初心者が見落としがちな3つの視点から、サイズ選びのポイントを整理します。
使用シーン別の選び方
クロスバイクは、使用目的によって適したサイズが異なります。
たとえば街乗りや短距離の移動が中心であれば、漕ぎ出しが軽く小回りのきく26インチが扱いやすく便利です。信号や人通りの多いルートでも安心して使えます。
一方、通勤や通学、週末のロングライドなど、やや長めの距離を走る用途には、巡航性能に優れた700Cが向いています。速度の伸びや直進安定性を重視する方にはおすすめです。
また、カゴやリアキャリアなどを後付けする予定がある場合は、26インチのほうが対応しやすいモデルが多く、拡張性の面でも有利です。
身長別のおすすめサイズ(一覧表あり)
体格に合ったサイズを選ぶことで、乗りやすさや安全性が大きく変わります。以下は、身長を基準としたホイールサイズの目安です。
身長 | 推奨ホイールサイズ |
140〜160cm | 26インチがおすすめ |
160〜170cm | 用途に応じて選択 |
170cm以上 | 700Cがおすすめ |
※フレームサイズやメーカーによって適応範囲は異なるため、サイズ表だけでなく、可能であれば実車にまたがって確認するのが理想的です。
駐輪・収納環境も要チェック
意外と見落とされがちなのが、日常的な駐輪や収納のしやすさです。
駐輪場が狭い、屋内に持ち込む必要がある、階段を持ち上げて運ぶ場面があるといった場合は、全長が短く取り回しのしやすい26インチが適しています。軽さもポイントになります。
また、車に積んで持ち運ぶことを想定している場合は、積載スペースとの相性も重要です。700Cはホイール径が大きいため、車種によってはタイヤの着脱や工夫が必要になることがあります。
メリット・デメリットで比較する|26インチ vs 700C

どちらのサイズを選ぶか迷ったときは、それぞれの特性を項目別に比較してみるのが効果的です。ここでは「取り回しやすさ」や「スピードの伸び」など、選ぶ際に気になるポイントを一覧にまとめました。
わかりやすい一覧表でチェック
まずは以下の表を見て、自分の目的や重視したい点に合っているのはどちらかを確認してみましょう。
比較項目 | 26インチ | 700C |
---|---|---|
取り回しやすさ | ◎(軽快) | △(やや大きめ) |
街乗りの快適さ | ◎(ストップ&ゴー向き) | ◯(走行感は良好) |
スピード維持 | △(やや伸びにくい) | ◎(巡航しやすい) |
長距離適性 | △(やや疲れやすい) | ◎(ロングライド向き) |
身長適応幅 | ◯(低〜中) | ◯(中〜高) |
ユーザーの声で見る|サイズ選びのリアルな感想

カタログスペックだけではわからない“リアルな感想”は、サイズ選びに迷う初心者にとって大きなヒントになります。実際に26インチや700Cを選んだ人たちの体験から、使用感や満足度を見てみましょう。
26インチを選んだ人の声
街乗りや短距離の移動を中心に使う人からは、「ストップ&ゴーが多い道でも扱いやすい」「漕ぎ出しが軽く、信号のたびに足をついても疲れにくい」といった声が多く聞かれます。
また、「階段を使って駐輪場まで運ぶので、コンパクトで軽いのが助かる」といった意見も。小柄な方や女性からは「足つきがよく安心感がある」「取り回しがしやすくて不安なく乗れる」といった評価もあり、初心者にとって扱いやすいサイズであることがうかがえます。
700Cを選んだ人の声
一方で、通勤距離が長い人や、休日にサイクリングを楽しむ人からは「走り出しは少し重いけれど、スピードを保ちやすく快適」「直進安定性が高く、長距離を走っても疲れにくい」といった意見が目立ちます。
「最初は大きく感じたけれど、慣れればしっくりくる」という声もあり、ある程度の体格や経験を前提とした上で、700Cならではの走行性能に満足している様子がうかがえます。
編集部スタッフの体験メモ|両方に乗ってみて感じた違い

筆者自身、ふだんの街乗りでは電動アシスト自転車を使っていますが、週末のサイクリングには700Cのクロスバイクを愛用しています。さらに、自社で販売している26インチモデル(wimo kids 26)にも実際に乗る機会がありました。両方に乗ってみて感じた違いを、率直にまとめてみます。
700Cについて:
郊外のサイクリングでは、ペダルを踏み込むとスッと加速し、グイグイ進む感覚がとても爽快です。走り出しこそやや重いものの、一度スピードに乗ればこぎ続けなくても進むので、結果的に長距離もラクに感じます。
ただし、トップチューブが高めで、乗り降りには少し慣れが必要。街なかの信号待ちでは、停車と発進の繰り返しがストレスになる場面もありました。サイズが大きいぶん、押し歩きもややしにくい印象です。
26インチについて:
身長が160cmに満たない自分にとって、26インチはサイズ感がちょうどよく、安心して乗れます。特にwimo kids 26は軽量設計のため、坂道でもスイスイ進み、「軽さは正義」と実感するほどでした。
ふだんは電動アシストに頼っているのですが、これくらい軽ければ非電動でも十分と感じる場面もあります。押し歩きも負担感が少なく、乗り降りもスムーズ。週末の気軽なサイクリングなら、26インチのほうが快適かもしれない――そんなふうに思える乗り心地でした。
迷ったらこれでチェック|サイズ選びの簡易チェックリスト
サイズで迷ったときは、次のような項目をもとに整理してみましょう。使用目的や体格、駐輪環境など、日常の使い方に照らして考えることで、自分に合った選択肢が見えてきます。
-
使用目的は?
通勤や週末のサイクリングが中心なら、スピード維持がしやすい700C。買い物や街乗りメインなら、小回りがきいて扱いやすい26インチが便利です。 -
身長や体格に合っている?
身長が140〜160cmの方は26インチが乗りやすく、170cm以上の方は700Cでも安心。160〜170cmの方は、どちらでも対応可能なので、目的や乗り心地の好みで選ぶのがよいでしょう。 -
駐輪や保管の環境は?
駐輪スペースが狭い、階段を使う必要がある、車に積んで運ぶことがあるといった場合は、全長が短く軽い26インチのほうが取り扱いやすくなります。 -
どんな走り心地が好み?
軽快にこげる操作感を重視するなら26インチ、安定感やスピードを維持しやすい走行感を求めるなら700Cがおすすめです。 -
パーツをカスタムしたい?
カゴや荷台を取り付けたい場合は、対応パーツの多い26インチのほうが選びやすく、自由度も高めです。
すべてが当てはまらなくても大丈夫。「自分にとって何がいちばん大事か」で考えると、サイズ選びがぐっとしやすくなります。
「乗る目的と自分の体格」に合わせて選ぼう
「どこを走りたいか」「どのくらいの距離を想定しているか」、そして「自分の体格に合っているか」――。これらを意識することが、失敗しないクロスバイク選びの第一歩になります。
気になるモデルがあれば、サイズ表やスペックを参考に、ご自身の用途や環境にフィットしているかをじっくり見極めてみましょう。走るシーンを思い浮かべながら選ぶことで、自分にぴったりの一台にきっと出会えるはず。
26インチの軽さや扱いやすさに魅力を感じた方には、街乗りにもサイクリングにも使いやすいwimo kids 26という選択肢もあります。
子どもから大人まで、毎日の移動にぴったり